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海外時報

「縮小」し始めた医薬品市場

不要・過剰医療から「結果と質」重視にシフト

2012年4月15日号

 腰痛の画像診断や副鼻腔炎の抗生物質投与など、「医師と患者が疑ってみるべき45の事柄」は、その医療行為は本当に必要な医療サービスなのか、医師は医学的根拠を点検し、患者には主治医とよく相談するよう勧めるリストである。薬剤の過剰投与や有用性が問われる検査・処置は珍しくないが、驚きなのは9つの専門医会が自主的に、自らの診療領域を点検、慎重な対処が望ましいとリストを作成し、傘下の専門医に助言したことである。  米国内科専門医理事会(ABIM)財団が米国の消費者組合が発行する『コンシューマー・レポート』誌と提携して組織した「ユーズ・ワイズリー」(賢く選べ)プロジェクトで、秋にはさらに8つの専門医会のリストが追加される手はずになっている。  名指しされた45のサービスのうち、24サービスを画像診断関連が占めている。画像診断は最大の費用増加要因で、心臓病専門医...  腰痛の画像診断や副鼻腔炎の抗生物質投与など、「医師と患者が疑ってみるべき45の事柄」は、その医療行為は本当に必要な医療サービスなのか、医師は医学的根拠を点検し、患者には主治医とよく相談するよう勧めるリストである。薬剤の過剰投与や有用性が問われる検査・処置は珍しくないが、驚きなのは9つの専門医会が自主的に、自らの診療領域を点検、慎重な対処が望ましいとリストを作成し、傘下の専門医に助言したことである。  米国内科専門医理事会(ABIM)財団が米国の消費者組合が発行する『コンシューマー・レポート』誌と提携して組織した「ユーズ・ワイズリー」(賢く選べ)プロジェクトで、秋にはさらに8つの専門医会のリストが追加される手はずになっている。  名指しされた45のサービスのうち、24サービスを画像診断関連が占めている。画像診断は最大の費用増加要因で、心臓病専門医の

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