ドクターかでいの医療の裏技
挑戦を受ける精神医療
第16回
かでい伝次郎
2012年4月15日号
日本の精神医療の後進性が指摘されて久しい。曰く、社会的入院が多い、薬漬け、医師の態度が尊大だ、云々。こうした問題を当の精神科医たちにぶつけてみるが反応は鈍い。「そういう意見もあるが、それは精神科だけの問題ではなく、日本の医療全体に言えることでしょう?」。確かにそう言われればそんな気もする。ただ、出典はよくわからないが、「内科医は何でも知っているが何もしない。外科医は何も知らないが何でもやる。精神科医は何も知らないし何もしない。病理医は何でも知っているが、それはいつも1週間後にだ」と揶揄されるくらいだから、そもそも精神科医とは、精神医療の実態を何も知らないうえに、改善策を何もとらないものなのかもしれない。
だが、傍から見ると、精神科医たちは危機意識が薄すぎるように思うのだ。その証拠に、精神科医のお株を奪うような、あるいは仕事を批判するよ...
日本の精神医療の後進性が指摘されて久しい。曰く、社会的入院が多い、薬漬け、医師の態度が尊大だ、云々。こうした問題を当の精神科医たちにぶつけてみるが反応は鈍い。「そういう意見もあるが、それは精神科だけの問題ではなく、日本の医療全体に言えることでしょう?」。確かにそう言われればそんな気もする。ただ、出典はよくわからないが、「内科医は何でも知っているが何もしない。外科医は何も知らないが何でもやる。精神科医は何も知らないし何もしない。病理医は何でも知っているが、それはいつも1週間後にだ」と揶揄されるくらいだから、そもそも精神科医とは、精神医療の実態を何も知らないうえに、改善策を何もとらないものなのかもしれない。
だが、傍から見ると、精神科医たちは危機意識が薄すぎるように思うのだ。その証拠に、精神科医のお株を奪うような、あるいは仕事を批判するよう
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