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「先制(パンチ)医療」

2012年4月1日号

 最近は、疾患遺伝子の研究が急速に進み、さまざまな病気の遺伝素因が次々と白日の下に曝されている。また、各種疾患の血液化学の研究も順調で、まだ症状が現れてもいない段階で、診断がついてしまうという夢のような話が。 例えば、認知症の代表、アルツハイマー病は、発症する10年以上も前に診断が可能だ。脳に蓄積するアミロイドβを、超早期に検出できるようになったからである。 また、患者1000万人の「大型国民病」骨粗しょう症については、一般的な骨密度のほかに骨質を調べることで、骨折リスクを予測し、治療を早期に進めることが可能だ。 闘いの世界では〝先制パンチを喰らわす〟ことが、極めて有効な手段であるが、医療の世界でも然り。発症前に高い精度で診断を下し、これまででは考えられなかった超早期に治療を踏み込む「先制医療」が、医学の新時代を拓く動向として注目されている。 ...  最近は、疾患遺伝子の研究が急速に進み、さまざまな病気の遺伝素因が次々と白日の下に曝されている。また、各種疾患の血液化学の研究も順調で、まだ症状が現れてもいない段階で、診断がついてしまうという夢のような話が。 例えば、認知症の代表、アルツハイマー病は、発症する10年以上も前に診断が可能だ。脳に蓄積するアミロイドβを、超早期に検出できるようになったからである。 また、患者1000万人の「大型国民病」骨粗しょう症については、一般的な骨密度のほかに骨質を調べることで、骨折リスクを予測し、治療を早期に進めることが可能だ。 闘いの世界では〝先制パンチを喰らわす〟ことが、極めて有効な手段であるが、医療の世界でも然り。発症前に高い精度で診断を下し、これまででは考えられなかった超早期に治療を踏み込む「先制医療」が、医学の新時代を拓く動向として注目されている。 (

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