医薬経済オンライン

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「日本版HTA」の見えない具体像 

民主党政治には荷が勝ち過ぎる

2012年4月1日号

 診療報酬と介護報酬、それに薬価の同時改定をもって始まる12年度は、日本の医療制度に、「ヘルス・テクノロジー・アセスメント」(医療技術評価=HTA)の思想を取り入れる第一歩を踏み出す。  政府は医薬品などの費用対効果を考慮した評価プロセス、すなわちHTAの導入に向けた検討を開始すると表明。14年度の診療報酬改定での「一部導入」を視野に、12年度予算では、そのための調査・研究費も付けた。  もっとも、「日本版HTA」の行く末は、不透明感に包まれたままだ。HTAをどのように日本の制度に取り入れるのか、具体的な政策応用は見えてこない。 「世界各国の現状を考えれば、日本では、できればやってほしくないというのが企業の本音。ただし、今の政権がいつまで続くかもわからない状況で、役所だってどこまで本気で考えているのかわからない」(米国系製薬企業幹部)  政治情勢を藪睨みしつ...  診療報酬と介護報酬、それに薬価の同時改定をもって始まる12年度は、日本の医療制度に、「ヘルス・テクノロジー・アセスメント」(医療技術評価=HTA)の思想を取り入れる第一歩を踏み出す。  政府は医薬品などの費用対効果を考慮した評価プロセス、すなわちHTAの導入に向けた検討を開始すると表明。14年度の診療報酬改定での「一部導入」を視野に、12年度予算では、そのための調査・研究費も付けた。  もっとも、「日本版HTA」の行く末は、不透明感に包まれたままだ。HTAをどのように日本の制度に取り入れるのか、具体的な政策応用は見えてこない。 「世界各国の現状を考えれば、日本では、できればやってほしくないというのが企業の本音。ただし、今の政権がいつまで続くかもわからない状況で、役所だってどこまで本気で考えているのかわからない」(米国系製薬企業幹部)  政治情勢を藪睨みしつつ

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