医薬経済オンライン

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3度目の正直なるか「流通改善」 

仮に「成功」でも利益率の回復は厳しく

2012年4月1日号

「珍しく進展しましたね」  日本医薬品卸業連合会の松谷高顕副会長に尋ねると、ホッとした表情でこう話した。 「こちらも頑張ったんだよ」  12年度薬価改定を1週間前に控えた3月23日。厚生労働省は「医療用医薬品の流通改善に関する懇談会」(流改懇)を開催した。結論から言うと、卸連側の意見がほぼすべて通ったことになる。流改懇の下部組織としてワーキングチームを設置して、個々の課題を協議する場とすることを決めた。協議自体は関係者が求め、担当する厚労省医政局経済課が動けば、何回でも開くことを可能にする。年に1回の流改懇では「足りない」と嘆いていた卸連に満額回答を出した。ワーキングチームに関しては誰からも異論は出なかった。ただ、「メーカーが薬価防衛している」などの文句ばかりで何も決まらない流改懇に嫌気がさしたのか、要するに「当事者同士でやってくれ」という雰囲気... 「珍しく進展しましたね」  日本医薬品卸業連合会の松谷高顕副会長に尋ねると、ホッとした表情でこう話した。 「こちらも頑張ったんだよ」  12年度薬価改定を1週間前に控えた3月23日。厚生労働省は「医療用医薬品の流通改善に関する懇談会」(流改懇)を開催した。結論から言うと、卸連側の意見がほぼすべて通ったことになる。流改懇の下部組織としてワーキングチームを設置して、個々の課題を協議する場とすることを決めた。協議自体は関係者が求め、担当する厚労省医政局経済課が動けば、何回でも開くことを可能にする。年に1回の流改懇では「足りない」と嘆いていた卸連に満額回答を出した。ワーキングチームに関しては誰からも異論は出なかった。ただ、「メーカーが薬価防衛している」などの文句ばかりで何も決まらない流改懇に嫌気がさしたのか、要するに「当事者同士でやってくれ」という雰囲気も

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