医薬経済オンライン

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訴訟に明け暮れるアイロムHD

トラブル多発、東京・大崎病院に明け渡し要求

2012年4月1日号

 これほど忙しい会社も珍しい。東証1部上場のアイロムホールディングス(アイロムHD)だ。傘下に治験受託のアイロムやメディカルモールを手掛けるアイロムメディックなどの事業会社を持つ会社だが、事業を巡る裁判が次々に起こっているのだ。ざっと挙げれば、かつて提携していたLTTバイオファーマ(昨年8月に東証マザーズ上場廃止)を損害賠償で訴えていた裁判が一昨年、東京地裁に続いて東京高裁でも敗訴。昨年末には傘下の事業会社のアイロムが岡山県の不動産会社から頓挫した開発プロジェクトを巡って損害賠償の訴えを起こされている。  その一方、もうひとつの事業会社のアイロムメディックは東京・大崎の医療法人社団冠心会大崎病院東京ハートセンターを訴えている。大崎病院は心臓外科の第一人者と言われた故榊原仟東京女子医大教授の弟子で、76年に世界で初めて急性心筋梗塞による血栓閉塞のカ...  これほど忙しい会社も珍しい。東証1部上場のアイロムホールディングス(アイロムHD)だ。傘下に治験受託のアイロムやメディカルモールを手掛けるアイロムメディックなどの事業会社を持つ会社だが、事業を巡る裁判が次々に起こっているのだ。ざっと挙げれば、かつて提携していたLTTバイオファーマ(昨年8月に東証マザーズ上場廃止)を損害賠償で訴えていた裁判が一昨年、東京地裁に続いて東京高裁でも敗訴。昨年末には傘下の事業会社のアイロムが岡山県の不動産会社から頓挫した開発プロジェクトを巡って損害賠償の訴えを起こされている。  その一方、もうひとつの事業会社のアイロムメディックは東京・大崎の医療法人社団冠心会大崎病院東京ハートセンターを訴えている。大崎病院は心臓外科の第一人者と言われた故榊原仟東京女子医大教授の弟子で、76年に世界で初めて急性心筋梗塞による血栓閉塞のカテ

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