深層◎日医会長選
「大義」と「勝ち馬」の狭間で
Part2 大阪府医の深い悩み
辰濃哲郎
2012年3月15日号
左から原中氏、伯井氏、植松氏、横倉氏 一本の電話が、大きな波紋を投げ掛けた。
× × ×
4月1日の日本医師会長選を控え、三つ巴の戦いが熱を帯びてきた。現職会長で2選目をめざす原中勝征氏(茨城県医出身)と、現職副会長の横倉義武氏(福岡県医出身)、それに前回選挙で惨敗した京都府医の森洋一氏の3人だ。
3月22日の立候補締切日を前に、各陣営とも票の取り込みに躍起となるなか、大阪府医の動向が注目を浴びている。
2年前の前回選挙で原中氏を当選させた大阪府医は、言わば原中会長の生みの親でもある。今回も当然、原中氏を支持するものだと見られていた。
しかし、前号(3月1日号)の深層『副会長の造反に大義あるのか』で紹介したように、大阪府医にとって、日医の幹部としての将来を嘱望される松原謙二氏(現大阪府医副会長)の処遇が何より心配...
左から原中氏、伯井氏、植松氏、横倉氏 一本の電話が、大きな波紋を投げ掛けた。
× × ×
4月1日の日本医師会長選を控え、三つ巴の戦いが熱を帯びてきた。現職会長で2選目をめざす原中勝征氏(茨城県医出身)と、現職副会長の横倉義武氏(福岡県医出身)、それに前回選挙で惨敗した京都府医の森洋一氏の3人だ。
3月22日の立候補締切日を前に、各陣営とも票の取り込みに躍起となるなか、大阪府医の動向が注目を浴びている。
2年前の前回選挙で原中氏を当選させた大阪府医は、言わば原中会長の生みの親でもある。今回も当然、原中氏を支持するものだと見られていた。
しかし、前号(3月1日号)の深層『副会長の造反に大義あるのか』で紹介したように、大阪府医にとって、日医の幹部としての将来を嘱望される松原謙二氏(現大阪府医副会長)の処遇が何より心配だ
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