医薬経済オンライン

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寄付と新薬営業を切り離せるか

透明化で本格開示、研究者は「悪影響」を懸念

2012年3月15日号

 次に示すのは、武田薬品が10年度に行った大阪大学への「奨学寄付金」の一例だ。  循環器内科学  1250万円 泌尿器科学    900万円 老年・腎臓内科学 500万円  武田薬品が阪大に提供した奨学寄付金は、全部で12講座、計29件、4350万円にのぼる。  これは阪大に開示請求した資料をもとに本誌が独自に集計した金額だが、13年度からは、このような数字が日本製薬工業協会に加盟する69社(12年3月現在)から開示されることになる。  開示は、製薬協が11年1月に策定した「企業活動と医療機関等の関係の透明性ガイドライン」に沿ったもので、研究費や寄付金、原稿料、説明会費が対象となる。欧米で13年から開示が本格化するのに合わせ、日本でも開示することになった。製薬企業と医療従事者、なかでも医師との金銭関係の透明性を図るのが狙いのため、当然、どの企業の資金提供が多いかが一目瞭然...  次に示すのは、武田薬品が10年度に行った大阪大学への「奨学寄付金」の一例だ。  循環器内科学  1250万円 泌尿器科学    900万円 老年・腎臓内科学 500万円  武田薬品が阪大に提供した奨学寄付金は、全部で12講座、計29件、4350万円にのぼる。  これは阪大に開示請求した資料をもとに本誌が独自に集計した金額だが、13年度からは、このような数字が日本製薬工業協会に加盟する69社(12年3月現在)から開示されることになる。  開示は、製薬協が11年1月に策定した「企業活動と医療機関等の関係の透明性ガイドライン」に沿ったもので、研究費や寄付金、原稿料、説明会費が対象となる。欧米で13年から開示が本格化するのに合わせ、日本でも開示することになった。製薬企業と医療従事者、なかでも医師との金銭関係の透明性を図るのが狙いのため、当然、どの企業の資金提供が多いかが一目瞭然と

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