医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

正念場を迎えた「SCM」構築

真価問われる「製・配・販連携協議会」

第2回

2012年3月15日号

「戦後の流通業にとって、まさに40年ぶりの快挙だ」  東日本大震災の余燼が燻る11年5月、東京・明治記念館で開かれた「製・配・販連携フォーラム」で、流通システム開発センター(流開センター)の井上毅会長は感極まった表情でこう述べた。  フォーラムは、消費財を取り扱うメーカーや卸、小売のトップが一堂に会して製・配・販連携協議会の設立準備会を発足させ、流通の全体最適化を実現するためのテーマを洗い出し、1年がかりでワーキンググループ(WG)が協議を重ねてきた成果を報告するために開かれた。言わば次世代型の日本版サプライチェーンマネジメント(SCM)の可能性を示唆するものだ。設立準備会には15社しか参加していなかったが、経済産業省商務流通グループなどの働きかけが功を奏し、フォーラム終了後の連携協議会発足式には、流通2強をはじめ、スーパーやコンビニ、ドラッグス... 「戦後の流通業にとって、まさに40年ぶりの快挙だ」  東日本大震災の余燼が燻る11年5月、東京・明治記念館で開かれた「製・配・販連携フォーラム」で、流通システム開発センター(流開センター)の井上毅会長は感極まった表情でこう述べた。  フォーラムは、消費財を取り扱うメーカーや卸、小売のトップが一堂に会して製・配・販連携協議会の設立準備会を発足させ、流通の全体最適化を実現するためのテーマを洗い出し、1年がかりでワーキンググループ(WG)が協議を重ねてきた成果を報告するために開かれた。言わば次世代型の日本版サプライチェーンマネジメント(SCM)の可能性を示唆するものだ。設立準備会には15社しか参加していなかったが、経済産業省商務流通グループなどの働きかけが功を奏し、フォーラム終了後の連携協議会発足式には、流通2強をはじめ、スーパーやコンビニ、ドラッグストア

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence