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ドクターかでいの医療の裏技

続・保健師なんていらない

第15回

かでい伝次郎

2012年3月15日号

 本コラム第13回「保健師なんていらない」に関し、3月1日号に国際医療福祉大学副学長(元厚労省医政局長)岩尾總一郎氏が連載コラムで「保健師は不要なのか」と題する貴重な意見を寄せてくださった。そこでご意見への感謝の意と議論を深める意味を込めて、この問題の背景について、少し詳しく書くこととする(関係者のプライバシーに配慮して個人を特定できないよう記載するので、隔靴掻痒の感があるかもしれない)。  そもそもは特定健康診査(特定健診)の導入時期に遡る。私は、ある企業に派遣されていたベテラン看護師やペーパーライセンス歴の長い保健師と一緒に仕事していた。彼女らの主たる業務内容は企業内での健康管理一般といったところだ。要は、小中学校の養護教諭(保健室の先生)のような仕事で、熱が出たり、腹が痛くなったりした社員の看護である。むろん、社員への生活習慣病の予防...  本コラム第13回「保健師なんていらない」に関し、3月1日号に国際医療福祉大学副学長(元厚労省医政局長)岩尾總一郎氏が連載コラムで「保健師は不要なのか」と題する貴重な意見を寄せてくださった。そこでご意見への感謝の意と議論を深める意味を込めて、この問題の背景について、少し詳しく書くこととする(関係者のプライバシーに配慮して個人を特定できないよう記載するので、隔靴掻痒の感があるかもしれない)。  そもそもは特定健康診査(特定健診)の導入時期に遡る。私は、ある企業に派遣されていたベテラン看護師やペーパーライセンス歴の長い保健師と一緒に仕事していた。彼女らの主たる業務内容は企業内での健康管理一般といったところだ。要は、小中学校の養護教諭(保健室の先生)のような仕事で、熱が出たり、腹が痛くなったりした社員の看護である。むろん、社員への生活習慣病の予防に関

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