医薬経済オンライン

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MR活動実態調査レポート

「ネキシウム」で活気づくPPI市場

新時代のMR活動実態調査・SMAXデータ分析76

エスマックス株式会社 株式会社グッドサイクルシステム 医薬情報戦略室 医療ビジネスコンサルタント 谷津田義久

2012年3月15日号

 診療報酬・調剤報酬改定が4月1日に実施される。今改定の医薬品への影響としては長期収載品の後発品への代替処方の加速が考えられる。一般名で院外処方箋を発行した場合に2点が加算される仕組みが導入された。レセコンや電子カルテといった医療機関サイドのシステム対応が急務となっているが、当面は大型の長期収載品がピンポイントで一般名処方されるのではないかとの見方も指摘されており、各領域で大きな処方量を誇る製品にとっては大打撃となる可能性が高い。一方で、医師の一般名処方に対するアレルギーも高く、現状をどれだけ上回るかどうかは未知数とも言える。 制度変化に機敏に対応した戦略構築が不可欠となると同時に新規患者獲得という攻めの戦略だけでなく、既処方患者のアドヒアランス向上によるドロップアウト防止という守りに大きな活路を見出す必要があろう。カギとなるのが保険薬局で...  診療報酬・調剤報酬改定が4月1日に実施される。今改定の医薬品への影響としては長期収載品の後発品への代替処方の加速が考えられる。一般名で院外処方箋を発行した場合に2点が加算される仕組みが導入された。レセコンや電子カルテといった医療機関サイドのシステム対応が急務となっているが、当面は大型の長期収載品がピンポイントで一般名処方されるのではないかとの見方も指摘されており、各領域で大きな処方量を誇る製品にとっては大打撃となる可能性が高い。一方で、医師の一般名処方に対するアレルギーも高く、現状をどれだけ上回るかどうかは未知数とも言える。 制度変化に機敏に対応した戦略構築が不可欠となると同時に新規患者獲得という攻めの戦略だけでなく、既処方患者のアドヒアランス向上によるドロップアウト防止という守りに大きな活路を見出す必要があろう。カギとなるのが保険薬局であ

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