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調剤実績データ

後発医薬品処方実態(11年4〜5月)②

トップは血管拡張剤から消化性潰瘍用剤へ

2012年3月15日号

  厚生労働省の「最近の調剤医療費の動向」によると、11年4〜5月の後発医薬品市場規模は、前年同期比19.8%増の575億円に達し、先発品(9.5%増の6030億円)を含む市場合計の6605億円(10.3%増)のうち、8.7%(前年同期は8.0%)の処方割合をマークした。 薬効大分類で好調なのは、消化器官用薬。市場規模は32.1%増の111億円、処方割合は14.0%から17.3%へ3.3ポイントの上昇、構成割合も17.5%から19.3%へ拡大をみせている。 一方、薬効小分類で注目されるのは、消化性潰瘍用剤とそのほかの腫瘍用薬で、消化性潰瘍用剤の場合は前年同期比44.2%増の75億円に達し、薬効別でこれまでの血管拡張剤(23.2%増の69億円)に変わり、トップに躍り出た。その要因として、「ランソプラゾール」(先発品タケプロン)、「ファモチジン」(ガスター)、「オメプラゾール」(オメプラール、オメプラゾン...   厚生労働省の「最近の調剤医療費の動向」によると、11年4〜5月の後発医薬品市場規模は、前年同期比19.8%増の575億円に達し、先発品(9.5%増の6030億円)を含む市場合計の6605億円(10.3%増)のうち、8.7%(前年同期は8.0%)の処方割合をマークした。 薬効大分類で好調なのは、消化器官用薬。市場規模は32.1%増の111億円、処方割合は14.0%から17.3%へ3.3ポイントの上昇、構成割合も17.5%から19.3%へ拡大をみせている。 一方、薬効小分類で注目されるのは、消化性潰瘍用剤とそのほかの腫瘍用薬で、消化性潰瘍用剤の場合は前年同期比44.2%増の75億円に達し、薬効別でこれまでの血管拡張剤(23.2%増の69億円)に変わり、トップに躍り出た。その要因として、「ランソプラゾール」(先発品タケプロン)、「ファモチジン」(ガスター)、「オメプラゾール」(オメプラール、オメプラゾン)や

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