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眺望「医薬街道」

救急車は「有料化」を検討すべき

近藤正觀

2012年3月15日号

 総務省消防庁は3月2日、11年の全国の救急出動件数などに関する速報値(陸前高田は除外)を公表した。11年の救急出動件数は約571万1000件で、10年に比べて24万3000件増(4.4%増)で、救急搬送した人員は518万1000人。こちらも20万2000人増(4.1%増)となった。増加は3年連続であり、11年は過去最高だった。 増加の原因で最も多いのは、「急病」で15万700人、次いで「一般負傷」の4万7000人となっている。東日本大震災の影響で、出動件数の増加が最も高かったのは宮城県の13.7%増、次いで岩手県の9%増となった。救急搬送人員の増加が最も高かったのも宮城県で14.6%増、次いで岩手県の10.2%増だった。これら東北被災県での増加は当然だろう。 救急要請の原因種別件数では、「急病」が約352万件、「一般負傷」が約81万件、「交通事故」が56万件で、これらが3大要因である。同様に、搬送人員に関す...  総務省消防庁は3月2日、11年の全国の救急出動件数などに関する速報値(陸前高田は除外)を公表した。11年の救急出動件数は約571万1000件で、10年に比べて24万3000件増(4.4%増)で、救急搬送した人員は518万1000人。こちらも20万2000人増(4.1%増)となった。増加は3年連続であり、11年は過去最高だった。 増加の原因で最も多いのは、「急病」で15万700人、次いで「一般負傷」の4万7000人となっている。東日本大震災の影響で、出動件数の増加が最も高かったのは宮城県の13.7%増、次いで岩手県の9%増となった。救急搬送人員の増加が最も高かったのも宮城県で14.6%増、次いで岩手県の10.2%増だった。これら東北被災県での増加は当然だろう。 救急要請の原因種別件数では、「急病」が約352万件、「一般負傷」が約81万件、「交通事故」が56万件で、これらが3大要因である。同様に、搬送人員に関する原

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