医薬経済オンライン

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正念場を迎えた「SCM」構築

経産省が着手、ガラパゴス化した消費財流通に危機感

第1回

2012年3月1日号

 東日本大震災の教訓をもとに、消費財流通の全体最適を模索する動きが活発になってきた。メーカー、卸、小売りで情報の共有化を図り、製配販3層の流通合理化をめざすサプライチェーンマネジメント(SCM)の構築がそれだ。  厚生労働省の要請を受けて、震災直後にOTC薬や医療衛生用品などの支援物資を被災地に届けた日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)では、有事対応委員会が経済産業省やUIゼンセン同盟と連携を強化して、大規模災害時における生活物資供給のスキームづくりに乗り出そうとしている。 「4年以内に77%の確率で首都直下型地震が起きると言われている。そうなれば東日本大震災の比ではない。どうすれば被災者のニーズに則した支援物資をスムーズに供給できるのか。その枠組みを早急につくらなければならない」(JACDSの宗像守事務総長)  JACDSが有事対応...  東日本大震災の教訓をもとに、消費財流通の全体最適を模索する動きが活発になってきた。メーカー、卸、小売りで情報の共有化を図り、製配販3層の流通合理化をめざすサプライチェーンマネジメント(SCM)の構築がそれだ。  厚生労働省の要請を受けて、震災直後にOTC薬や医療衛生用品などの支援物資を被災地に届けた日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)では、有事対応委員会が経済産業省やUIゼンセン同盟と連携を強化して、大規模災害時における生活物資供給のスキームづくりに乗り出そうとしている。 「4年以内に77%の確率で首都直下型地震が起きると言われている。そうなれば東日本大震災の比ではない。どうすれば被災者のニーズに則した支援物資をスムーズに供給できるのか。その枠組みを早急につくらなければならない」(JACDSの宗像守事務総長)  JACDSが有事対応のS

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