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Holmes&Vaccine

そして調剤薬局はなくなった

第5回 〜ジェネリックの異なる戦略〜

コイツ・ドナン

2012年3月1日号

【あらすじ】医薬品探偵ホームズと、その友人で医師のワクチン博士は、日本の調剤薬局の未来を推理している。厚生労働省はジェネリックの使用を調剤薬局に促しているものの、数量割合で見る限り、院内処方に負けている。調剤薬局でのジェネリック使用の伸び悩みは、長期収載品の薬価差の存在が大きいようだ。それでもホームズは、ジェネリック使用のキーマンは調剤薬局にあるという。  私は正直ガッカリした。何だかんだ言っても、結局は調剤薬局の協力なしに、ジェネリックは普及しないという現実に対してだ。 「ホームズ、私はどうしても理解できないのだよ。厚労省は、調剤薬局に対して、考え得る限りのインセンティブを与えて、ジェネリックの使用を促している。患者が支払った調剤医療費のうち、少なくとも薬剤費が削減できればいいわけだろう。12年度も調剤報酬改定が実施されるが、それなりのイ... 【あらすじ】医薬品探偵ホームズと、その友人で医師のワクチン博士は、日本の調剤薬局の未来を推理している。厚生労働省はジェネリックの使用を調剤薬局に促しているものの、数量割合で見る限り、院内処方に負けている。調剤薬局でのジェネリック使用の伸び悩みは、長期収載品の薬価差の存在が大きいようだ。それでもホームズは、ジェネリック使用のキーマンは調剤薬局にあるという。  私は正直ガッカリした。何だかんだ言っても、結局は調剤薬局の協力なしに、ジェネリックは普及しないという現実に対してだ。 「ホームズ、私はどうしても理解できないのだよ。厚労省は、調剤薬局に対して、考え得る限りのインセンティブを与えて、ジェネリックの使用を促している。患者が支払った調剤医療費のうち、少なくとも薬剤費が削減できればいいわけだろう。12年度も調剤報酬改定が実施されるが、それなりのイン

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