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医薬経済気象台

変化が出てきた為替相場

2012年3月1日号

 為替市場で膠着状態にあった円相場に変化が出てきた。これまで為替が大きく動けば、対ドルレートは円高というのが長い間の傾向だったが、今度は様子が違っている。円の対ドルレートが東京市場の終値ベースで過去最高値を付けたのは、昨年10月28日の75円83銭で、当時は70円接近も時間の問題とする見方が強かった。円高の背景にあったのが、ギリシャ問題を軸にしたユーロ圏の政府債務危機であり、安全資産としての円への資金逃避が進むとみられたためだ。  為替市場で膠着状態にあった円相場に変化が出てきた。これまで為替が大きく動けば、対ドルレートは円高というのが長い間の傾向だったが、今度は様子が違っている。円の対ドルレートが東京市場の終値ベースで過去最高値を付けたのは、昨年10月28日の75円83銭で、当時は70円接近も時間の問題とする見方が強かった。円高の背景にあったのが、ギリシャ問題を軸にしたユーロ圏の政府債務危機であり、安全資産としての円への資金逃避が進むとみられたためだ。

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