医薬経済オンライン

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IMSデータに見る市場動向

「アリセプト」が驚異の伸びでトップに

2012年3月1日号

 IMSジャパンのトップラインデータによると、11年(11年1月〜12月)の国内医療用医薬品市場(薬価ベース)は、9兆円台半ばとなった。東日本大震災や記録的な円高があったものの、薬価改定の合間の年であり、景気に左右されないディフェンシブ銘柄の本領を発揮して伸びを確保した。市場別では、表1のように、病院と開業医、そのほか(調剤薬局)が揃って市場並みの伸びを示した。 売上規模による上位10薬効(表2)のうち4薬効で順位の変動があった。最大の伸びを示しているのが「糖尿病治療剤」。09年12月発売のDPP4阻害剤「ジャヌビア」(330.7%増、526億9700万円)が9位からトップに浮上。「アクトス」(▲23.6%、415億6000万円)と入れ替わった。ジャヌビアと同じ成分の「グラクティブ」(290.6%増、276億8800万円)は4位に上昇した。その後に発売されたDPP4阻害剤では、「ネシーナ」(88...  IMSジャパンのトップラインデータによると、11年(11年1月〜12月)の国内医療用医薬品市場(薬価ベース)は、9兆円台半ばとなった。東日本大震災や記録的な円高があったものの、薬価改定の合間の年であり、景気に左右されないディフェンシブ銘柄の本領を発揮して伸びを確保した。市場別では、表1のように、病院と開業医、そのほか(調剤薬局)が揃って市場並みの伸びを示した。 売上規模による上位10薬効(表2)のうち4薬効で順位の変動があった。最大の伸びを示しているのが「糖尿病治療剤」。09年12月発売のDPP4阻害剤「ジャヌビア」(330.7%増、526億9700万円)が9位からトップに浮上。「アクトス」(▲23.6%、415億6000万円)と入れ替わった。ジャヌビアと同じ成分の「グラクティブ」(290.6%増、276億8800万円)は4位に上昇した。その後に発売されたDPP4阻害剤では、「ネシーナ」(884.0

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