2025年のジェネリック市場の姿
大手専業各社の営業戦略
第3回
株式会社日医工医業経営研究所所長 菊地祐男
2012年3月1日号
同じ医療用医薬品の営業戦略でも先発メーカーとジェネリックメーカーとでは大きく異なっている。通常、医療用医薬品は卸により供給されているが、ジェネリックの多くは代理店やメーカー直販によって供給されてきた。これは先発品をジェネリックに切り替えると売上げが下がることなどから卸はジェネリックの取扱いをせず、ジェネリックメーカーは各地域の地元資本による販売会社(代理店)と契約し、メーカー自ら販売部門を持つことなどで自販を行うのが一般的だった。
02年度の診療報酬改定で、後発品を含む処方箋料に2点加算が設定されたことで、医療機関のジェネリック採用の動きが本格化、卸も積極的にジェネリックを取り扱うことになり、ジェネリックメーカーの営業戦略が大きく変わることになった。今後の各メーカーの動向を予想するために、沢井製薬、東和薬品、大洋薬品、そして日医工の「ジ...
同じ医療用医薬品の営業戦略でも先発メーカーとジェネリックメーカーとでは大きく異なっている。通常、医療用医薬品は卸により供給されているが、ジェネリックの多くは代理店やメーカー直販によって供給されてきた。これは先発品をジェネリックに切り替えると売上げが下がることなどから卸はジェネリックの取扱いをせず、ジェネリックメーカーは各地域の地元資本による販売会社(代理店)と契約し、メーカー自ら販売部門を持つことなどで自販を行うのが一般的だった。
02年度の診療報酬改定で、後発品を含む処方箋料に2点加算が設定されたことで、医療機関のジェネリック採用の動きが本格化、卸も積極的にジェネリックを取り扱うことになり、ジェネリックメーカーの営業戦略が大きく変わることになった。今後の各メーカーの動向を予想するために、沢井製薬、東和薬品、大洋薬品、そして日医工の「ジェ
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録