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調剤実績データ

後発医薬品処方実態(11年4〜5月)①

数量ベース23%も目標とは大差

2012年3月1日号

 厚生労働省の「最近の調剤医療費の動向」によると、11年5月の後発医薬品処方割合は数量ベースで23.0%と初の23%台に乗った。だが、前年同月比でわずか0.9ポイント増に過ぎず、政府目標「12年度末30%以上」の達成は、極めて困難と言わざるを得ない。 12年度診療報酬改定で後発品調剤体制加算は、現行の後発品数量シェア20%以上6点、25%以上13点、30%以上17点から22%以上5点、30%以上15点、35%以上19点へ変更となった。現在公表の後発品割合(数量ベース)階級別保険薬局構成割合は、22%や35%での区切りはなく、この変更がどう影響するのか不明。だが、例えプラスに作用しても小幅となろう。 また、薬局での後発品調剤を促すため、医師が後発品のある医薬品を一般名処方した場合、処方箋交付1回につき2点を算定できる「一般名処方加算」を新設した。 これらの新たな後発品使用促進策が果し...  厚生労働省の「最近の調剤医療費の動向」によると、11年5月の後発医薬品処方割合は数量ベースで23.0%と初の23%台に乗った。だが、前年同月比でわずか0.9ポイント増に過ぎず、政府目標「12年度末30%以上」の達成は、極めて困難と言わざるを得ない。 12年度診療報酬改定で後発品調剤体制加算は、現行の後発品数量シェア20%以上6点、25%以上13点、30%以上17点から22%以上5点、30%以上15点、35%以上19点へ変更となった。現在公表の後発品割合(数量ベース)階級別保険薬局構成割合は、22%や35%での区切りはなく、この変更がどう影響するのか不明。だが、例えプラスに作用しても小幅となろう。 また、薬局での後発品調剤を促すため、医師が後発品のある医薬品を一般名処方した場合、処方箋交付1回につき2点を算定できる「一般名処方加算」を新設した。 これらの新たな後発品使用促進策が果して思

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