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話題の焦点

「個人輸入薬の危険」

2012年2月15日号

 風邪をひいた程度ですぐ病院に駆け込むコンビニ受診が批判されている。だが、その一方で、勃起障害(ED)となると、病気の性質上羞恥心が働くせいか、インターネットによる治療薬の個人輸入がよく利用される。円高メリットや通信販売の手軽さが、それを一層助長させているようだ。 しかし、薬として体内に取り込まれる性格上、運悪く偽造品をつかまされて、死亡にまでつながる事件が勃発した。 事態を重く見たED薬販売会社は合同で調査し、インターネット流通の55.4%が偽造品であることを突き止めた。表示成分が0%から200%と含有がマチマチで、汚染物質、不純物あるいはほかの有害薬物などの混入と目茶苦茶だ。 こうした傾向は一般品にも共通しており、トラブル多発に呼応して、消費者庁は昨年11月に「越境消費者センター」なるものを急遽設置、海外の公的機関と連携し、トラブルに対応する...  風邪をひいた程度ですぐ病院に駆け込むコンビニ受診が批判されている。だが、その一方で、勃起障害(ED)となると、病気の性質上羞恥心が働くせいか、インターネットによる治療薬の個人輸入がよく利用される。円高メリットや通信販売の手軽さが、それを一層助長させているようだ。 しかし、薬として体内に取り込まれる性格上、運悪く偽造品をつかまされて、死亡にまでつながる事件が勃発した。 事態を重く見たED薬販売会社は合同で調査し、インターネット流通の55.4%が偽造品であることを突き止めた。表示成分が0%から200%と含有がマチマチで、汚染物質、不純物あるいはほかの有害薬物などの混入と目茶苦茶だ。 こうした傾向は一般品にも共通しており、トラブル多発に呼応して、消費者庁は昨年11月に「越境消費者センター」なるものを急遽設置、海外の公的機関と連携し、トラブルに対応すること

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