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OBSERVER

田代健・保険薬局経営者連合会副会長

2012年2月15日号

加算に頼らない報酬体系に ——保険薬局経営者連合会(薬経連)で独自の政策提言を行うことを決めました。 田代 3年前から薬経連で研究会を開いて議論をしてきた。会として「何をすべきか」を模索した結果、それは政策提言だろうという話になった。テーマになるのは調剤報酬体系と消費税だ。1年かけて議論をしていきたい。ただ、消費税は、日本医師会が(診療報酬の)非課税区分をやめたいと言えば、我われがあえて政策提言をする意味はない。やはり、調剤報酬が問題となる。 調剤報酬に対する私の問題認識は、2年ごとの改定に薬局が振り回されていることにある。例えば、薬局が設備投資を考えたとする。しかし、2年ごとの改定によって、その先10年を想定した計画を立てられないのが現状だ。薬局が、振り回されないようにするには、加算に頼らない報酬体系を考える必要がある。 ——具体的にはどのよう... 加算に頼らない報酬体系に ——保険薬局経営者連合会(薬経連)で独自の政策提言を行うことを決めました。 田代 3年前から薬経連で研究会を開いて議論をしてきた。会として「何をすべきか」を模索した結果、それは政策提言だろうという話になった。テーマになるのは調剤報酬体系と消費税だ。1年かけて議論をしていきたい。ただ、消費税は、日本医師会が(診療報酬の)非課税区分をやめたいと言えば、我われがあえて政策提言をする意味はない。やはり、調剤報酬が問題となる。 調剤報酬に対する私の問題認識は、2年ごとの改定に薬局が振り回されていることにある。例えば、薬局が設備投資を考えたとする。しかし、2年ごとの改定によって、その先10年を想定した計画を立てられないのが現状だ。薬局が、振り回されないようにするには、加算に頼らない報酬体系を考える必要がある。 ——具体的にはどのような形

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