医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

メーカーと卸「蜜月」の終焉

旧態依然の仕入交渉は変えられるか

2012年2月15日号

卸連・別所会長 新薬創出・適応外薬解消等促進加算の試行の継続や市場拡大再算定対象品目の選定など、12年度薬価制度改革が固まり、製薬企業は4月の薬価改定に向けた準備に入った。現在は厚生労働省から新薬価の内示を受けている最中にある。そして、3月上旬の官報告示後から、医薬品卸に対して新仕切価を提示する。  新仕切価を受ける卸側だが、現在、日本医薬品卸業連合会が12年4月からの流通改善「第3ラウンド」に向けて、日本保険薬局協会などと協議を行っている。総価取引に関しては「悪しき慣習をキッパリ断つ」(別所芳樹会長)とし、単品単価取引を原則とする取引慣行の見直しを進める。卸側が、流通改善に真剣に取り組み、単品単価取引や取引先との契約書の締結をめざしても、医療機関や調剤薬局チェーンは「メーカーはどうするんだ」「卸の低収益はメーカーの価格政策にある」と反論する。... 卸連・別所会長 新薬創出・適応外薬解消等促進加算の試行の継続や市場拡大再算定対象品目の選定など、12年度薬価制度改革が固まり、製薬企業は4月の薬価改定に向けた準備に入った。現在は厚生労働省から新薬価の内示を受けている最中にある。そして、3月上旬の官報告示後から、医薬品卸に対して新仕切価を提示する。  新仕切価を受ける卸側だが、現在、日本医薬品卸業連合会が12年4月からの流通改善「第3ラウンド」に向けて、日本保険薬局協会などと協議を行っている。総価取引に関しては「悪しき慣習をキッパリ断つ」(別所芳樹会長)とし、単品単価取引を原則とする取引慣行の見直しを進める。卸側が、流通改善に真剣に取り組み、単品単価取引や取引先との契約書の締結をめざしても、医療機関や調剤薬局チェーンは「メーカーはどうするんだ」「卸の低収益はメーカーの価格政策にある」と反論する。これ

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence