医薬経済オンライン

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新基準に「妙技」編み出せるか

接待規制で懸念される医師との「パイプづくり」

2012年2月15日号

「先生、次回はどちらに」「実は、あのお店に1回行ってみたいんだよね」「かしこまりました」 MRと医師とのこんなやり取りは、もうできなくなる。4月から始まる医療用医薬品製造販売業公正取引協議会(メーカー公取協)の飲食提供などに係る運用基準見直しが、「プロパー全盛期」をより一層遠い時代に変える。 運用基準の見直しは、医薬品の適正使用の確保・推進が狙い。そもそも製薬会社が公的保険制度の枠組みで営利活動していることが大前提にある。言わずもがな、営業活動の原資には、国民が強制的に支払う保険料も含まれる。 新基準では、ゴルフなどの「娯楽」や「2次会」を医療従事者に提供することを禁じた。飲食提供は可能だが、金額に上限を設けた。 商談・打ち合わせを意味する医薬情報活動に伴う飲食の1人当たりの上限額は5000円。この縛りでは料亭接待は不可能だ。医薬品説明会で配る... 「先生、次回はどちらに」「実は、あのお店に1回行ってみたいんだよね」「かしこまりました」 MRと医師とのこんなやり取りは、もうできなくなる。4月から始まる医療用医薬品製造販売業公正取引協議会(メーカー公取協)の飲食提供などに係る運用基準見直しが、「プロパー全盛期」をより一層遠い時代に変える。 運用基準の見直しは、医薬品の適正使用の確保・推進が狙い。そもそも製薬会社が公的保険制度の枠組みで営利活動していることが大前提にある。言わずもがな、営業活動の原資には、国民が強制的に支払う保険料も含まれる。 新基準では、ゴルフなどの「娯楽」や「2次会」を医療従事者に提供することを禁じた。飲食提供は可能だが、金額に上限を設けた。 商談・打ち合わせを意味する医薬情報活動に伴う飲食の1人当たりの上限額は5000円。この縛りでは料亭接待は不可能だ。医薬品説明会で配る茶菓

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