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患者会

シェーグレンの会

2012年2月15日号

医療経済の「犠牲」となった病気武井正美事務局長 「目が乾く」「口が渇く」「肌がカサつく」——。空気が乾燥するこの季節になると、頭を抱える人も多いのではないだろうか。ただし、日々の生活に支障をきたすなら「シェーグレン症候群」を疑ったほうがよいかもしれない。 シェーグレン症候群は、ドライアイやドライマウスなどを発症する進行性の自己免疫疾患。涙腺、唾液腺のほか、汗腺などあらゆる外分泌腺を破壊する。目を開けていられないほど目は乾き、食事は水で流し込まなければならない。口の中がカラカラで喋られない。唾液の分泌がないため虫歯になりやすく、総入れ歯、インプラントに頼らざるを得ない患者もいる。 QOLを著しく低下させるシェーグレン症候群だが、患者の行き場がない状況に陥っている。「シェーグレンの会」の武井正美事務局長は、日本大学医学部附属板橋病院血液膠原病... 医療経済の「犠牲」となった病気武井正美事務局長 「目が乾く」「口が渇く」「肌がカサつく」——。空気が乾燥するこの季節になると、頭を抱える人も多いのではないだろうか。ただし、日々の生活に支障をきたすなら「シェーグレン症候群」を疑ったほうがよいかもしれない。 シェーグレン症候群は、ドライアイやドライマウスなどを発症する進行性の自己免疫疾患。涙腺、唾液腺のほか、汗腺などあらゆる外分泌腺を破壊する。目を開けていられないほど目は乾き、食事は水で流し込まなければならない。口の中がカラカラで喋られない。唾液の分泌がないため虫歯になりやすく、総入れ歯、インプラントに頼らざるを得ない患者もいる。 QOLを著しく低下させるシェーグレン症候群だが、患者の行き場がない状況に陥っている。「シェーグレンの会」の武井正美事務局長は、日本大学医学部附属板橋病院血液膠原病内科

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