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「死を支える医療」に舵を取れ

2012年2月15日号

 元旦に新聞各紙を読んでいて改めて気になったのは、「日本の人口が急激に減少し始めた」というニュースである。 厚生労働省は毎年、12月31日に人口動態統計(年間推計)を公表している。元日の紙面によれば、07年以降5年連続の人口減少で、昨年の減少幅(死亡数から出生数を引いた数)は、過去最大の20万4000人にも上った。ちなみに一昨年は初めて10万人を突破し、減少幅は12万5000人だった。 厚労省はこの減少が今後も続くと予想しているが、少子化と高齢化はさらに進み、その影響がさまざまなところに現れることは間違いない。 その最たるものが年金・医療・介護の社会保障制度である。支える若い世代が減り、支えられる高齢者が増えていけば、制度が崩壊するのは時間の問題だ。野田佳彦首相が消費税の増税を柱とする社会保障と税の一体改革に必死になるのも当然だろう。 ここで高齢化に的を絞っ...  元旦に新聞各紙を読んでいて改めて気になったのは、「日本の人口が急激に減少し始めた」というニュースである。 厚生労働省は毎年、12月31日に人口動態統計(年間推計)を公表している。元日の紙面によれば、07年以降5年連続の人口減少で、昨年の減少幅(死亡数から出生数を引いた数)は、過去最大の20万4000人にも上った。ちなみに一昨年は初めて10万人を突破し、減少幅は12万5000人だった。 厚労省はこの減少が今後も続くと予想しているが、少子化と高齢化はさらに進み、その影響がさまざまなところに現れることは間違いない。 その最たるものが年金・医療・介護の社会保障制度である。支える若い世代が減り、支えられる高齢者が増えていけば、制度が崩壊するのは時間の問題だ。野田佳彦首相が消費税の増税を柱とする社会保障と税の一体改革に必死になるのも当然だろう。 ここで高齢化に的を絞って

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