払拭されないツムラの先行き不安
要因は漢方不急不要論と後継社長
2012年2月1日号
ツムラの株価が冴えない。昨年2月15日に付けた2719円をピークに夏以降は下げ足を速め、12年3月期の業績下方修正を発表した直後の11月17日には2012円にまで落ち込んだ。その後、2200円台は回復したものの、年が明けても2300円のラインを超えられない展開が続いている。
ツムラは東日本大震災で茨城県内の主力2工場が被災。医療用漢方製剤の安定供給に不安があるとして、異例の処方日数制限を医療関係者に要請した。すると、結果として一部の患者が逸走し、工場が操業を再開した後も売上げ計画の未達がしばらく続いた。「漢方医学セミナーや講演会・研究会なども計画通りに開催することができなかった」と、決算短信では恨み節を吐いている。
今後についても株式市場は、復調の遅れや卸による値引き販売の拡大、そして今年4月の薬価改定の影響などから「13年3月期の増益シナリオには黄色信号が点る...
ツムラの株価が冴えない。昨年2月15日に付けた2719円をピークに夏以降は下げ足を速め、12年3月期の業績下方修正を発表した直後の11月17日には2012円にまで落ち込んだ。その後、2200円台は回復したものの、年が明けても2300円のラインを超えられない展開が続いている。
ツムラは東日本大震災で茨城県内の主力2工場が被災。医療用漢方製剤の安定供給に不安があるとして、異例の処方日数制限を医療関係者に要請した。すると、結果として一部の患者が逸走し、工場が操業を再開した後も売上げ計画の未達がしばらく続いた。「漢方医学セミナーや講演会・研究会なども計画通りに開催することができなかった」と、決算短信では恨み節を吐いている。
今後についても株式市場は、復調の遅れや卸による値引き販売の拡大、そして今年4月の薬価改定の影響などから「13年3月期の増益シナリオには黄色信号が点る」(
有料会員限定
会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください
【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)
ログイン
会員登録