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医薬経済気象台

小康状態にあるユーロ危機の行方

2012年2月1日号

 ユーロ圏主要国の株価が堅調を維持している。昨年末と1月23日現在を比較すると、ドイツは10.1%、フランスは6.7%の上昇となっている。ドイツは昨年8月以来、フランスは10月以来の高値水準になる。格付け会社スタンダード&プアーズによるユーロ圏諸国の長期国債格下げで一時的に軟化したが、再び堅調な動きを取り戻した。格下げはすでに予想されていたことであり、現実に実行されたことで灰汁抜け感が出たのかもしれない。  実際に、格下げ後の最初の長期債入札となった19日のフランス国債、スペイン国債の応札利回りは、格下げ以前の市場利回りを下回る好調なものとなり、格下げの影響はまったくなかった。これが市場に安心感を与え、為替市場でのユーロ下落にも歯止めがかかっている。その結果、世界の株式市場にも好影響を与え、世界的に反発色を強めている。  ユーロ危機の小康、株式市場の堅...  ユーロ圏主要国の株価が堅調を維持している。昨年末と1月23日現在を比較すると、ドイツは10.1%、フランスは6.7%の上昇となっている。ドイツは昨年8月以来、フランスは10月以来の高値水準になる。格付け会社スタンダード&プアーズによるユーロ圏諸国の長期国債格下げで一時的に軟化したが、再び堅調な動きを取り戻した。格下げはすでに予想されていたことであり、現実に実行されたことで灰汁抜け感が出たのかもしれない。  実際に、格下げ後の最初の長期債入札となった19日のフランス国債、スペイン国債の応札利回りは、格下げ以前の市場利回りを下回る好調なものとなり、格下げの影響はまったくなかった。これが市場に安心感を与え、為替市場でのユーロ下落にも歯止めがかかっている。その結果、世界の株式市場にも好影響を与え、世界的に反発色を強めている。  ユーロ危機の小康、株式市場の堅調が

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