医薬経済オンライン

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「日本版EHR」を実践する東金病院

地域医療連携実現のカギ握るシステム

2012年1月15日号

 個人の一生涯にわたる健康データを、日本では現在、行政も医療機関も把握していない。つまり、全国民の健康状態や疾病状況などは、断片的にしか捉えることができないわけだ。国民一人ひとりが自分の健康データをいつでも利用し、健康管理につなげていくことができれば、さらに国民の健康レベルは上がっていくだろう。無駄に医療機関にかかることも減るかもしれない。個人情報を匿名化して集約・分析することで、データに基づく的確な医療政策につながる可能性も高い。このデータがEHR(エレクトリック・ヘルス・レコード)である。  世界を見ると、EHRへの取り組みは各国の事情によって形はさまざまだが、すでに40ヵ国以上で開発が進んでいる。なかでも、欧州は00年から一斉に取り組み始めており、日本は10年ほど遅れをとっている。もちろん、EHRはITを駆使しなければ実現できない。日本...  個人の一生涯にわたる健康データを、日本では現在、行政も医療機関も把握していない。つまり、全国民の健康状態や疾病状況などは、断片的にしか捉えることができないわけだ。国民一人ひとりが自分の健康データをいつでも利用し、健康管理につなげていくことができれば、さらに国民の健康レベルは上がっていくだろう。無駄に医療機関にかかることも減るかもしれない。個人情報を匿名化して集約・分析することで、データに基づく的確な医療政策につながる可能性も高い。このデータがEHR(エレクトリック・ヘルス・レコード)である。  世界を見ると、EHRへの取り組みは各国の事情によって形はさまざまだが、すでに40ヵ国以上で開発が進んでいる。なかでも、欧州は00年から一斉に取り組み始めており、日本は10年ほど遅れをとっている。もちろん、EHRはITを駆使しなければ実現できない。日本の医

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