世界の医薬品業界
FDA「販促規制強化」の影響
第58回
医薬評論家 五條正也
2012年1月15日号
昨年12月下旬、FDA(米食品医薬品局)は、処方薬のオフラベル(適応外)の情報提供について業界向けのガイダンス案を発行した。案を作成したのは、医薬品の承認評価を行うCDER(医薬品評価・研究センター)内のOPDP(処方薬販促部)で、以前はDDMAC(医薬品マーケティング・広告・コミュニケーション部)と呼ばれていたところである。
このガイダンス案は、製薬会社がオフラベルの使用について医師から質問を受けるなど、「公では求められない依頼」を受けた場合にどう答えるか、というのをまとめたもの。要するに、それがオフラベルの販促につながるなど、違法にならないようにどう答えるべきかを示したもので、最近増えているインターネットを通じた情報交換などについても言及している。
例えば、医師向けの製品説明会で、医師からオフラベルの使用についての質問を受けるのが...
昨年12月下旬、FDA(米食品医薬品局)は、処方薬のオフラベル(適応外)の情報提供について業界向けのガイダンス案を発行した。案を作成したのは、医薬品の承認評価を行うCDER(医薬品評価・研究センター)内のOPDP(処方薬販促部)で、以前はDDMAC(医薬品マーケティング・広告・コミュニケーション部)と呼ばれていたところである。
このガイダンス案は、製薬会社がオフラベルの使用について医師から質問を受けるなど、「公では求められない依頼」を受けた場合にどう答えるか、というのをまとめたもの。要するに、それがオフラベルの販促につながるなど、違法にならないようにどう答えるべきかを示したもので、最近増えているインターネットを通じた情報交換などについても言及している。
例えば、医師向けの製品説明会で、医師からオフラベルの使用についての質問を受けるのが「
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