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海外時報

医療システム再編は「費用」中心

読み違い許されぬ製薬業界、立ち位置はどこに

2012年1月1日号

 豊富な資金力を背景に、タフで抜け目ない行動で知られる米国製薬業界のロビーチームは昨秋、へまをしかけた。連邦議会の赤字削減合同特別委員会の検討過程で、病院を中心にしたヘルスケア産業界の“主流”が、メディケア薬剤給付へのリベート導入を示唆したのだ。 「医療改革で犠牲を強いられており、赤字対策の追加貢献は無理」というのが産業界を挙げた見解だった。しかし、それでも避けられないなら、低所得補助のあるメディケア受給者が用いる薬剤にメディケイド流のリベート(値引き)をと、そっと指差した。10年間で1350億ドル、医療改革以上の貢献を意味する提案は今回、“親戚筋”が医薬品業界を人身御供にしようとした。“主流”は「支払い削減より患者負担の引き上げを」と、やはり従来にない主張もした。  上下両院12人の超党派委員会は予期されたように空...  豊富な資金力を背景に、タフで抜け目ない行動で知られる米国製薬業界のロビーチームは昨秋、へまをしかけた。連邦議会の赤字削減合同特別委員会の検討過程で、病院を中心にしたヘルスケア産業界の“主流”が、メディケア薬剤給付へのリベート導入を示唆したのだ。 「医療改革で犠牲を強いられており、赤字対策の追加貢献は無理」というのが産業界を挙げた見解だった。しかし、それでも避けられないなら、低所得補助のあるメディケア受給者が用いる薬剤にメディケイド流のリベート(値引き)をと、そっと指差した。10年間で1350億ドル、医療改革以上の貢献を意味する提案は今回、“親戚筋”が医薬品業界を人身御供にしようとした。“主流”は「支払い削減より患者負担の引き上げを」と、やはり従来にない主張もした。  上下両院12人の超党派委員会は予期されたように空中

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