医療の流れを見極める
デカルト
Chapter82
伊竜忠志
2012年1月1日号
年が明けた。今年こそはいい年であるようにと願うばかりだが、疑わずにはいられない現実がそこにはある。東日本大震災をきっかけに時計の針が急に早く進み始めた。それは「大空洞化」へのカウントダウンという疑念だ。デカルトは、「疑っている私は確実に存在する」という名言を遺している。なぜ疑えるかというと、「自分のなかに神がいるから」だ。そうでなければ、美味しそうに見える毒キノコを容易く食べてしまうことだろう。疑うことは、神が人間に与えられた最高の能力なのだ。
年が明けた。今年こそはいい年であるようにと願うばかりだが、疑わずにはいられない現実がそこにはある。東日本大震災をきっかけに時計の針が急に早く進み始めた。それは「大空洞化」へのカウントダウンという疑念だ。デカルトは、「疑っている私は確実に存在する」という名言を遺している。なぜ疑えるかというと、「自分のなかに神がいるから」だ。そうでなければ、美味しそうに見える毒キノコを容易く食べてしまうことだろう。疑うことは、神が人間に与えられた最高の能力なのだ。
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