医薬経済オンライン

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深層◎薬価制度改革

新薬創出加算「存続」に落とし穴

こっそりと蘇った成分加重平均方式

2011年12月15日号

薬価が下がればいい財務省 「診療報酬技術料は1%、長期収載品の薬価を10%下げろ」  12月9日午前。関東地方でも初雪を観測するなど厳しい冷え込みとなったが、医薬品業界の関係者はことさら寒く感じただろう。  財務省と厚生労働省による12年度診療報酬・介護報酬改定と薬価改定の率を巡る攻防が本格化。財務省は診療報酬・薬価を合わせて▲2.4%程度の「ネット」(全体)のマイナス改定を切り出した。  高めのボール球を投げ込んでくるのは、いつものことだが、長期収載品の薬価を10%カットする考えを表明し、折衝の場に居合わせた記者にまで丁寧に説明するのだから、引き下げ意欲は満々だ。  裏を返すと今、あらゆるところで、薬剤費に大幅に切り込んでおく姿勢を示しておかなければ、民主党内の動向次第で、マイナス改定の「率」が限りなくゼロになることを恐れている証左でもある。  恐らく... 薬価が下がればいい財務省 「診療報酬技術料は1%、長期収載品の薬価を10%下げろ」  12月9日午前。関東地方でも初雪を観測するなど厳しい冷え込みとなったが、医薬品業界の関係者はことさら寒く感じただろう。  財務省と厚生労働省による12年度診療報酬・介護報酬改定と薬価改定の率を巡る攻防が本格化。財務省は診療報酬・薬価を合わせて▲2.4%程度の「ネット」(全体)のマイナス改定を切り出した。  高めのボール球を投げ込んでくるのは、いつものことだが、長期収載品の薬価を10%カットする考えを表明し、折衝の場に居合わせた記者にまで丁寧に説明するのだから、引き下げ意欲は満々だ。  裏を返すと今、あらゆるところで、薬剤費に大幅に切り込んでおく姿勢を示しておかなければ、民主党内の動向次第で、マイナス改定の「率」が限りなくゼロになることを恐れている証左でもある。  恐らく、医

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