ラテン転々
Jポップに挑むペルー青年
No.19
三山喬
2011年12月15日号
普段はまったく縁がないのだが、先日、ひょんなことで芸能事務所に呼び出され、ペルーについてレクチャーをすることになった。 近くデビューする男性2人組のJポップ・ユニット。その一方が、オーディションに合格した日系ペルー人、ということで、「売り出し方を考える参考に話を聞きたい」のだという。 掴みどころのない相談で、正直、困惑したのだが、当面はラテン音楽っぽいものをやる予定はなく、あくまで中長期的な戦略を立てるうえで、バックグラウンドを知っておきたいのだという。 果たして、日本で今、「南米出身」というものが〝売り〟になるのだろうか……。似たような立場でブラジルからデビューした、カルロス・トシキやマルシアを考えても、「南米っぽさ」を打ち出そうとした気配はない。 せいぜい、ボサノバの小野リサ、あるいはペルー出身のバンド「ディアマンテス」のアルベルト城...
普段はまったく縁がないのだが、先日、ひょんなことで芸能事務所に呼び出され、ペルーについてレクチャーをすることになった。 近くデビューする男性2人組のJポップ・ユニット。その一方が、オーディションに合格した日系ペルー人、ということで、「売り出し方を考える参考に話を聞きたい」のだという。 掴みどころのない相談で、正直、困惑したのだが、当面はラテン音楽っぽいものをやる予定はなく、あくまで中長期的な戦略を立てるうえで、バックグラウンドを知っておきたいのだという。 果たして、日本で今、「南米出身」というものが〝売り〟になるのだろうか……。似たような立場でブラジルからデビューした、カルロス・トシキやマルシアを考えても、「南米っぽさ」を打ち出そうとした気配はない。 せいぜい、ボサノバの小野リサ、あるいはペルー出身のバンド「ディアマンテス」のアルベルト城間
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