アジアの医療に学ぶ
タイ公立病院の医療事情
第7回
フジ虎ノ門健康増進センター 斉尾武郎
放射線医学総合研究所 分子イメージング研究センター 栗原千絵子
2011年12月15日号
前回原稿を入稿し本稿の執筆もほぼ終えた頃、タイの農村部で被害の出ていた洪水がバンコクの都市部にまで及んで深刻な状況となっていると報道された。本稿で伝えようとしたバンコクの豊かな市街の様子や公的医療機関の機能も大きく揺さぶられているようだ。
9月末の訪問中には台風が地方の都市や農村を襲い、水深5メートルにもなる被害が出た。帰国後に夏のモンスーン気候やそのほかのさまざまな複合的原因によって被害がさらに広がる様子が伝えられ、この状態は1ヵ月ほど続くと予想されていた。ようやく復旧に向かいつつあるが、現地の日本企業の打撃も大きく、日本からの支援も求められている。バンコクの都市の繁栄とタイの豊かな自然、公民の医療機関の活力、日本とタイの深く広い交流が変わることなく続くことを願いつつ、洪水発生前の見聞に基づく本連載を続ける。
東京都の約7割の人口を抱...
前回原稿を入稿し本稿の執筆もほぼ終えた頃、タイの農村部で被害の出ていた洪水がバンコクの都市部にまで及んで深刻な状況となっていると報道された。本稿で伝えようとしたバンコクの豊かな市街の様子や公的医療機関の機能も大きく揺さぶられているようだ。
9月末の訪問中には台風が地方の都市や農村を襲い、水深5メートルにもなる被害が出た。帰国後に夏のモンスーン気候やそのほかのさまざまな複合的原因によって被害がさらに広がる様子が伝えられ、この状態は1ヵ月ほど続くと予想されていた。ようやく復旧に向かいつつあるが、現地の日本企業の打撃も大きく、日本からの支援も求められている。バンコクの都市の繁栄とタイの豊かな自然、公民の医療機関の活力、日本とタイの深く広い交流が変わることなく続くことを願いつつ、洪水発生前の見聞に基づく本連載を続ける。
東京都の約7割の人口を抱え
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