梅田一郎・米国研究製薬工業協会　在日執行委員長

OBSERVER

2011年12月1日号

 「投資」の話をしたい　——12年度の薬価制度改革に関するＰｈＲＭＡの主張について。　梅田新薬創出加算については100％（の価格据え置き）をお願いしたい。方向性として、問答無用に価格を引き下げるということではなくなってきたのは、前向きなことだと感じているが、とはいえ、「（想定以上に）売れれば引き下げる」というのはアンチ・イノベーションだ。今の市場拡大再算定については見直しを求めたい。外国平均価格調整については、今のままで中身はいいのかという問題もあるし、自国に研究開発型製薬産業を持っている数少ない国として、価格を見る必要があるのではないか。改悪のないようにお願いしたい。　——12年度は新薬創出加算を「恒久化」するのではなく、トライアルを「継続」するという方向性が現実味を帯びています。　梅田日本には、医療、ヘルスケアの周辺に大きな産業としての将...  「投資」の話をしたい　——12年度の薬価制度改革に関するＰｈＲＭＡの主張について。　梅田新薬創出加算については100％（の価格据え置き）をお願いしたい。方向性として、問答無用に価格を引き下げるということではなくなってきたのは、前向きなことだと感じているが、とはいえ、「（想定以上に）売れれば引き下げる」というのはアンチ・イノベーションだ。今の市場拡大再算定については見直しを求めたい。外国平均価格調整については、今のままで中身はいいのかという問題もあるし、自国に研究開発型製薬産業を持っている数少ない国として、価格を見る必要があるのではないか。改悪のないようにお願いしたい。　——12年度は新薬創出加算を「恒久化」するのではなく、トライアルを「継続」するという方向性が現実味を帯びています。　梅田日本には、医療、ヘルスケアの周辺に大きな産業としての将来

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