医薬経済オンライン

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長期収載品「連続追加下げ」の衝撃

後発品使用「停滞」、“詰め腹”の切り方を探る

2011年12月1日号

「先発品の薬価は後発医薬品の薬価を目指して大幅に引き下げ、医療費の支出と国民の負担を最小限にすべき。併せて、先発品薬価と後発品薬価の差額の一部を自己負担とすることについて検討すべき」。  行政刷新会議の「提言型政策仕分け」が11月22日に打ち出した先発品と後発品問題に関する提言である(傍点筆者)。前段は、いわゆる長期収載品(特許が切れた先発品)の薬価引き下げ、後段は、99年に1度、白紙撤回となった参照価格制度の導入──。業界人なら誰だって、そう受け止めるだろう。いずれも、各社の収益にダメージを与える厳しい政策だ。  行政刷新会議は09年秋の「仕分け」でも、先発品と後発品問題を取り上げた。しかし、当時の提言は「先発品薬価を後発品薬価を目指して見直す」というマイルドな表現だった。それと比較すると、今回の提言にある「大幅に引き下げ」や「差額の一部を自己負... 「先発品の薬価は後発医薬品の薬価を目指して大幅に引き下げ、医療費の支出と国民の負担を最小限にすべき。併せて、先発品薬価と後発品薬価の差額の一部を自己負担とすることについて検討すべき」。  行政刷新会議の「提言型政策仕分け」が11月22日に打ち出した先発品と後発品問題に関する提言である(傍点筆者)。前段は、いわゆる長期収載品(特許が切れた先発品)の薬価引き下げ、後段は、99年に1度、白紙撤回となった参照価格制度の導入──。業界人なら誰だって、そう受け止めるだろう。いずれも、各社の収益にダメージを与える厳しい政策だ。  行政刷新会議は09年秋の「仕分け」でも、先発品と後発品問題を取り上げた。しかし、当時の提言は「先発品薬価を後発品薬価を目指して見直す」というマイルドな表現だった。それと比較すると、今回の提言にある「大幅に引き下げ」や「差額の一部を自己負担」

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