医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

円高と主力品特許切れが大きく影響

製薬大手10社の12年3月期中間決算概況

2011年12月1日号

 大手製薬10社の12年3月期中間決算で増収・営業増益だったのは、大塚ホールディングス、アステラス製薬、テルモの3社にとどまった。武田薬品、第一三共、エーザイ、田辺三菱製薬、大日本住友製薬、塩野義製薬の6社は減収・営業減益、大正製薬は微増収・営業減益だった。不振企業が多かった理由は円高、特許満了、海外子会社不調などだ。大手はグローバル化に注力してきたが、円高や米国の動向が足を引っ張る要因になった。これは個別にみていけば明らかになる。なお、参考までに12月決算2社の第3四半期累計決算も示した。中外製薬は震災被害を受けたがライセンス一時金で営業増益、協和発酵キリンは不採算の化学品分離で減収増益となった。◆武田薬品 円高で海外売上高が減少 売上高は▲1.6%だった。導入品で製品力を強化し国内は3.4%増と堅調を確保したが、海外が円高による目減りだけで287億円もあ...  大手製薬10社の12年3月期中間決算で増収・営業増益だったのは、大塚ホールディングス、アステラス製薬、テルモの3社にとどまった。武田薬品、第一三共、エーザイ、田辺三菱製薬、大日本住友製薬、塩野義製薬の6社は減収・営業減益、大正製薬は微増収・営業減益だった。不振企業が多かった理由は円高、特許満了、海外子会社不調などだ。大手はグローバル化に注力してきたが、円高や米国の動向が足を引っ張る要因になった。これは個別にみていけば明らかになる。なお、参考までに12月決算2社の第3四半期累計決算も示した。中外製薬は震災被害を受けたがライセンス一時金で営業増益、協和発酵キリンは不採算の化学品分離で減収増益となった。◆武田薬品 円高で海外売上高が減少 売上高は▲1.6%だった。導入品で製品力を強化し国内は3.4%増と堅調を確保したが、海外が円高による目減りだけで287億円もあり▲6

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence