医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

「シンポニー」の売れ行きは「レミケード」次第

しばらくは効果減弱例からの切り替え需要狙いか

2011年12月1日号

 日本では6番手になる関節リウマチ(RA)治療の抗体製剤「ゴリムマブ」(商品名シンポニー)が9月15日に発売された。RA治療に生物製剤が応用されたのは、「レミケード」が03年7月にRAに効能追加されてからである。それ以降、「エンブレル」「ヒュミラ」「アクテムラ」「オレンシア」が次々と発売され、11年3月末時点のこれら5製剤の薬価売上高(他適応も含む)は1460億円に達している。このうち、RAで使用されているものは1000億円強とみられる。これにさらにシンポニーが加わる(10年後の売上高予想277億円)。 しかし、RA患者約70万人のうち、生物製剤投与を受けているのは16%(11万人強)で、米国の40%に比べると未だ少ない。09年10月の米国リウマチ学会年次集会で、RA予備診断基準が発表されたが、この新基準の根底にはRAをできるだけ早期に診断、早期にメトトレキサート(MTX...  日本では6番手になる関節リウマチ(RA)治療の抗体製剤「ゴリムマブ」(商品名シンポニー)が9月15日に発売された。RA治療に生物製剤が応用されたのは、「レミケード」が03年7月にRAに効能追加されてからである。それ以降、「エンブレル」「ヒュミラ」「アクテムラ」「オレンシア」が次々と発売され、11年3月末時点のこれら5製剤の薬価売上高(他適応も含む)は1460億円に達している。このうち、RAで使用されているものは1000億円強とみられる。これにさらにシンポニーが加わる(10年後の売上高予想277億円)。 しかし、RA患者約70万人のうち、生物製剤投与を受けているのは16%(11万人強)で、米国の40%に比べると未だ少ない。09年10月の米国リウマチ学会年次集会で、RA予備診断基準が発表されたが、この新基準の根底にはRAをできるだけ早期に診断、早期にメトトレキサート(MTX)を

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence