OBSERVER
大塚耕平・前厚生労働副大臣
2011年11月15日号
診療報酬改定は「政策手段」 ——同時改定に向けて在任中に感じた問題意識を教えてください。 大塚 医療と介護の連携が十分でないことを大いに感じた。医療のなかでも医科と歯科の縦割りの弊害が指摘されるように、このままいくと医療と介護の縦割りの弊害も拡大する。それぞれ専門性の高い分野だから、タコつぼ的な議論、組織になりがちだと思う。そうした傾向を厚生労働省自身が自覚して対応しなければならない。そもそも私は、今後は診療報酬と介護報酬は常に同時改定にしたほうがいいと思っている。2年ごとがいいのか、3年ごとがいいのか、そこは議論があると思う。 ——中央社会保険医療協議会では、積極的に資料の公開や発言をされていました。 大塚 診療報酬については、坂口力厚労相時代から公開を求めていた「改定時の点数の分野別増減率分布表」を初めて委員に配布した。診療報酬が2年に1度の...
診療報酬改定は「政策手段」 ——同時改定に向けて在任中に感じた問題意識を教えてください。 大塚 医療と介護の連携が十分でないことを大いに感じた。医療のなかでも医科と歯科の縦割りの弊害が指摘されるように、このままいくと医療と介護の縦割りの弊害も拡大する。それぞれ専門性の高い分野だから、タコつぼ的な議論、組織になりがちだと思う。そうした傾向を厚生労働省自身が自覚して対応しなければならない。そもそも私は、今後は診療報酬と介護報酬は常に同時改定にしたほうがいいと思っている。2年ごとがいいのか、3年ごとがいいのか、そこは議論があると思う。 ——中央社会保険医療協議会では、積極的に資料の公開や発言をされていました。 大塚 診療報酬については、坂口力厚労相時代から公開を求めていた「改定時の点数の分野別増減率分布表」を初めて委員に配布した。診療報酬が2年に1度の改定
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