医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

目的不明の株買い増しでMBOに横やり

日本医療事務センターに立ちはだかったメディカル一光

2011年11月15日号

 「狙いがわからない」「一体、どういうつもりなのだろう」と訝る声も上がった。東証二部に上場している医療事務請け負い会社「日本医療事務センター」のMBO(経営陣による株式買い取り)を巡る動きだ。病院閉鎖の多発と派遣業法の強化で、業績が落ち込んだ同社は米大手ファンド、カーライルグループの協力でMBOを発表した。ところが、5%の株式を保有する大株主の調剤薬局「メディカル一光」(大証ジャスダック上場)が突然、「MBOには賛同しない。持ち株は売らない」と宣言。それどころか、市場から株を買い増しして対抗。20%を超える筆頭株主に躍り出たのである。  それでも11月2日に締め切ったMBOは、72%の応募が集まり成立した。今後、メディカル一光が買い集めた株はMBO価格で強制買い付けになると見られるだけに多額の資金を投じて買い集めても利益は出ない。何のために株を...  「狙いがわからない」「一体、どういうつもりなのだろう」と訝る声も上がった。東証二部に上場している医療事務請け負い会社「日本医療事務センター」のMBO(経営陣による株式買い取り)を巡る動きだ。病院閉鎖の多発と派遣業法の強化で、業績が落ち込んだ同社は米大手ファンド、カーライルグループの協力でMBOを発表した。ところが、5%の株式を保有する大株主の調剤薬局「メディカル一光」(大証ジャスダック上場)が突然、「MBOには賛同しない。持ち株は売らない」と宣言。それどころか、市場から株を買い増しして対抗。20%を超える筆頭株主に躍り出たのである。  それでも11月2日に締め切ったMBOは、72%の応募が集まり成立した。今後、メディカル一光が買い集めた株はMBO価格で強制買い付けになると見られるだけに多額の資金を投じて買い集めても利益は出ない。何のために株を買い

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence