医薬経済オンライン

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病院に諸刃の剣「臨床評価指標」

厚労省の目的は「医療費抑制」だが

2011年11月1日号

 「過重労働」と言われる病院勤務医の業務負担を軽減する目的で、08年の診療報酬改定で医師事務作業補助加算が付けられた。が、実際の導入率は全国で約15%という。一向に勤務医の負担は減らない。  厚生労働省は、この事態の打開に向け、診療報酬を上げることで、看護師資格者が補助作業員として動員できるようにしたいと考えているようだ。勤務医が本来の診療以外の業務に忙殺される状況を改善できれば、医療の質の向上にもつながる。そのためには、そうした環境整備もさることながら、病院が細かく医療の質の実態を把握し、改善していく努力が必要なのは言うまでもない。  日本ではかつて、病院の構造評価やプロセス評価による質の評価が中心だった。しかし、それでは真の質の評価につながらないため、アウトカム(成果)評価へシフトしてきた。欧米では90年代から主流となっている手法である。  「過重労働」と言われる病院勤務医の業務負担を軽減する目的で、08年の診療報酬改定で医師事務作業補助加算が付けられた。が、実際の導入率は全国で約15%という。一向に勤務医の負担は減らない。  厚生労働省は、この事態の打開に向け、診療報酬を上げることで、看護師資格者が補助作業員として動員できるようにしたいと考えているようだ。勤務医が本来の診療以外の業務に忙殺される状況を改善できれば、医療の質の向上にもつながる。そのためには、そうした環境整備もさることながら、病院が細かく医療の質の実態を把握し、改善していく努力が必要なのは言うまでもない。  日本ではかつて、病院の構造評価やプロセス評価による質の評価が中心だった。しかし、それでは真の質の評価につながらないため、アウトカム(成果)評価へシフトしてきた。欧米では90年代から主流となっている手法である。

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