医薬経済オンライン

医療・医薬業界をさまざまな視点・論点から示すメディア

アリセプトで試される「hhc」

国内売上高「1000億円死守」への道筋

2011年11月1日号

 エーザイのアルツハイマー型認知症(AD)治療薬「アリセプト」(一般名=ドネペジル)が、国内市場で試練のときを迎えている。  特許切れに伴う後発品の参入、相次ぐ競合新薬の登場、次回薬価改定による風圧、そして、ファイザーとのコ・プロモーション契約解消──。昨年、特許が切れた米国では後発品が席巻し、売上高は最盛期の10分の1以下にまで落ち込みそうな勢いで縮んでいる。もちろん、経営陣にとっては〝想定内〟で、今春、発表した新たな中期戦略計画「はやぶさ」(11〜15年度)では、がん、てんかん、肝臓領域の製品売上高を伸ばし、アリセプトへの依存度を徐々に下げる将来ジョンを描いて見せた。  とはいえ、次代の成長ドライバーと目される乳がん治療薬「ハラヴェン」でさえ、ピーク時の目標売上高は20億ドル。1ドル100円としても2000億円だ。これとて決して小さな数値ではないが、ピ...  エーザイのアルツハイマー型認知症(AD)治療薬「アリセプト」(一般名=ドネペジル)が、国内市場で試練のときを迎えている。  特許切れに伴う後発品の参入、相次ぐ競合新薬の登場、次回薬価改定による風圧、そして、ファイザーとのコ・プロモーション契約解消──。昨年、特許が切れた米国では後発品が席巻し、売上高は最盛期の10分の1以下にまで落ち込みそうな勢いで縮んでいる。もちろん、経営陣にとっては〝想定内〟で、今春、発表した新たな中期戦略計画「はやぶさ」(11〜15年度)では、がん、てんかん、肝臓領域の製品売上高を伸ばし、アリセプトへの依存度を徐々に下げる将来ジョンを描いて見せた。  とはいえ、次代の成長ドライバーと目される乳がん治療薬「ハラヴェン」でさえ、ピーク時の目標売上高は20億ドル。1ドル100円としても2000億円だ。これとて決して小さな数値ではないが、ピーク

有料会員限定

会員登録(有料)
この記事をお読みいただくためには、会員登録(有料)が必要です。
新規会員登録とマイページ > 購読情報から購入手続きをお願いいたします。
※IDをお持ちの方はログインからお進みください

【会員登録方法】
会員登録をクリックしていただくと、新規会員仮登録メール送信画面に移動します。
メールアドレスを入力して会員登録をお願い致します。
1ユーザーごとの登録をお願い致します。(1ユーザー1アカウントです)

googleAdScence