栄養指導の今昔 しょく・しょく・どう・じゅうのススメ
私流のサプリメント利用法
第9回
深浦京子
2011年11月1日号
連載第8回(本誌10月1日号)で「サプリメントアドバイザー」について、述べさせていただいた。何をどれだけどのようなときに用いたらよいかについては、各々それぞれの食生活によって異なる。その補完の仕方に定型と言えるものがあると考えないほうがよい。人は百人百様の生活を営み、習慣も嗜好も異なるからベストの型があるわけではない。ここで些かのためらいもあるが、私流のサプリメント摂取例を述べてみたい。
私は幸いなことに子どもの頃から、3食規則正しい食事を摂ることを習慣づけられていたうえ、食器棚の一隅には、ビール酵母(エビオス)、肝油、ビフィズス菌(ビオフェルミン)などがいつも置かれていた。また、実兄が風邪で発熱したときなど、毎日配達される牛乳のほかに、真っ赤な牛の生鮮血が牛乳瓶に届けられたりしていた。あの頃の健康志向型の実生活を想像すると、今日の原型を...
連載第8回(本誌10月1日号)で「サプリメントアドバイザー」について、述べさせていただいた。何をどれだけどのようなときに用いたらよいかについては、各々それぞれの食生活によって異なる。その補完の仕方に定型と言えるものがあると考えないほうがよい。人は百人百様の生活を営み、習慣も嗜好も異なるからベストの型があるわけではない。ここで些かのためらいもあるが、私流のサプリメント摂取例を述べてみたい。
私は幸いなことに子どもの頃から、3食規則正しい食事を摂ることを習慣づけられていたうえ、食器棚の一隅には、ビール酵母(エビオス)、肝油、ビフィズス菌(ビオフェルミン)などがいつも置かれていた。また、実兄が風邪で発熱したときなど、毎日配達される牛乳のほかに、真っ赤な牛の生鮮血が牛乳瓶に届けられたりしていた。あの頃の健康志向型の実生活を想像すると、今日の原型を見
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