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後発品使用促進に「黄信号」点滅

次回改定で迫られる「責任」の取り方

2011年10月15日号

 後発品使用が思うように進んでいない。09年9月の薬価調査での数量シェアは20.2%だったから、「12年度末までに30%以上」という目標を掲げる政府は、11年9月の薬価調査で26%前後の数値を望むだろう。だが、協会けんぽの調査(表参照)では、今年6月時点で23.1%。診療報酬改定があった10年4月時点の21.6%と比べて大きくは伸びていない。むしろ今年2〜4月は減少している。9月に26%は厳しい。次回改定で、さらに強烈な使用促進策を打たないと、目標30%以上は未達に終わる。すでに黄色信号が点滅している。  前回改定で、最も注目された「後発医薬品調剤体制加算」は導入時こそ効果を発揮したものの、継続的な効果を出し得てない。この加算は使用した後発品数量に応じて20%以上=6点、25%以上=13点、30%以上=17点と、段階的に点数が増えるようになっている。しかし、患者側から見れば、...  後発品使用が思うように進んでいない。09年9月の薬価調査での数量シェアは20.2%だったから、「12年度末までに30%以上」という目標を掲げる政府は、11年9月の薬価調査で26%前後の数値を望むだろう。だが、協会けんぽの調査(表参照)では、今年6月時点で23.1%。診療報酬改定があった10年4月時点の21.6%と比べて大きくは伸びていない。むしろ今年2〜4月は減少している。9月に26%は厳しい。次回改定で、さらに強烈な使用促進策を打たないと、目標30%以上は未達に終わる。すでに黄色信号が点滅している。  前回改定で、最も注目された「後発医薬品調剤体制加算」は導入時こそ効果を発揮したものの、継続的な効果を出し得てない。この加算は使用した後発品数量に応じて20%以上=6点、25%以上=13点、30%以上=17点と、段階的に点数が増えるようになっている。しかし、患者側から見れば、薬局

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