医薬経済オンライン

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製薬創業家が他社株売買で大儲け

キョーリン荻原一族、コージツ株巡り大立ち回り

2011年10月15日号

 初めての敵対的TOB(株式公開買い付け)と話題を呼んだのが、DRCキャピタルによる登山用具店コージツ(ジャスダック上場)買収だ。結果は予想を超える61%の応募が集まりTOBは成功した。途中、対抗の買収を持ちかけるファンドが現れたり、コージツ経営陣が「TOB価格をもっと高くすべきだ」と反対したりする騒ぎになったが、30%のプレミアムを付けた1株130円のTOB価格を提案したのが功を奏した格好だ。DRCは企業再生ファンドで、すでに昨年、第三者割当増資を引き受け17・3%の株式を保有する第2位株主になっていたから、合計78%の株を持ち、完全支配下に置いたことになる。  だが、騒動の陰でTOBを左右するカギを握っていたのは、キョ—リン製薬ホールディングスの創業家、荻原一族だ。28%の株を有し筆頭株主になっていたのが荻原弘子前会長の資産管理会社だったし、16%の株...  初めての敵対的TOB(株式公開買い付け)と話題を呼んだのが、DRCキャピタルによる登山用具店コージツ(ジャスダック上場)買収だ。結果は予想を超える61%の応募が集まりTOBは成功した。途中、対抗の買収を持ちかけるファンドが現れたり、コージツ経営陣が「TOB価格をもっと高くすべきだ」と反対したりする騒ぎになったが、30%のプレミアムを付けた1株130円のTOB価格を提案したのが功を奏した格好だ。DRCは企業再生ファンドで、すでに昨年、第三者割当増資を引き受け17・3%の株式を保有する第2位株主になっていたから、合計78%の株を持ち、完全支配下に置いたことになる。  だが、騒動の陰でTOBを左右するカギを握っていたのは、キョ—リン製薬ホールディングスの創業家、荻原一族だ。28%の株を有し筆頭株主になっていたのが荻原弘子前会長の資産管理会社だったし、16%の株を

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