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医薬経済気象台

雇用は「改善」に動き出したのか

2011年10月15日号

 総務省が9月末に発表した8月の雇用統計で、完全失業率が季節調整後で4.3%と、7月の4.7%から0.4ポイントの大幅低下となった。3月から東日本大震災の影響で調査困難な岩手、宮城、福島の3県を除いた調査で単純比較はできないが、前年同月と比較すると、0.7ポイントもの改善である。水準も09年1月の4.2%以来、2年7ヵ月ぶりの低水準のものとなる。  この大幅な低下は、雇用の本格改善の動きを示唆しているのだろうか。  また、厚生労働省が9月30日に発表した8月のハローワークにおける有効求人倍率も、雇用改善の印象を与えるものだった。季節調整後で0.66倍と、7月の0.64倍から0.02ポイント上昇と小幅ながら改善した。これは被災地3県を含んでいるものだが、今年は5月の0.61倍をボトムに3ヵ月連続して上昇している。1倍にはまったく届かない水準での改善であり、問題にならないとの見方もできるが、...  総務省が9月末に発表した8月の雇用統計で、完全失業率が季節調整後で4.3%と、7月の4.7%から0.4ポイントの大幅低下となった。3月から東日本大震災の影響で調査困難な岩手、宮城、福島の3県を除いた調査で単純比較はできないが、前年同月と比較すると、0.7ポイントもの改善である。水準も09年1月の4.2%以来、2年7ヵ月ぶりの低水準のものとなる。  この大幅な低下は、雇用の本格改善の動きを示唆しているのだろうか。  また、厚生労働省が9月30日に発表した8月のハローワークにおける有効求人倍率も、雇用改善の印象を与えるものだった。季節調整後で0.66倍と、7月の0.64倍から0.02ポイント上昇と小幅ながら改善した。これは被災地3県を含んでいるものだが、今年は5月の0.61倍をボトムに3ヵ月連続して上昇している。1倍にはまったく届かない水準での改善であり、問題にならないとの見方もできるが、改

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