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不祥事なくし「空の安全」守れ

2011年10月15日号

 羽田空港の主任管制官が、自分のブログを使って、米大統領専用機などの飛行計画をインターネット上に流出させていた管制情報の漏洩が、9月9日に発覚した。この事件に続いて、居眠りや痴漢など航空関係者の不祥事が相次いでいる。 なかでも管制は、航空機の運航全般を担う重要な業務で、管制官のミスが大事故に結び付きかねない。もはや「たるんでいる」の一言ではすませられない。 管制情報漏洩事件では、主任管制官が30年間に一度も異動がなかったことが問題となり、国土交通省の幹部は「30年は特殊な事例で、管制官個人の強い希望だった」と説明した。だが、国土交通省のその後の調査で、全国の空港に長期間に渡って異動していない管制官が何人もいることがわかってきた。 航空専門家は、「管制官は、その専門性の高さから職場環境が閉鎖的になりがちだ。しかし、だからといって、30年間も一個人...  羽田空港の主任管制官が、自分のブログを使って、米大統領専用機などの飛行計画をインターネット上に流出させていた管制情報の漏洩が、9月9日に発覚した。この事件に続いて、居眠りや痴漢など航空関係者の不祥事が相次いでいる。 なかでも管制は、航空機の運航全般を担う重要な業務で、管制官のミスが大事故に結び付きかねない。もはや「たるんでいる」の一言ではすませられない。 管制情報漏洩事件では、主任管制官が30年間に一度も異動がなかったことが問題となり、国土交通省の幹部は「30年は特殊な事例で、管制官個人の強い希望だった」と説明した。だが、国土交通省のその後の調査で、全国の空港に長期間に渡って異動していない管制官が何人もいることがわかってきた。 航空専門家は、「管制官は、その専門性の高さから職場環境が閉鎖的になりがちだ。しかし、だからといって、30年間も一個人のわ

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