医薬経済気象台
世界同時不況の足音が聞こえる
2011年10月1日号
欧州景気の雲行きが怪しい。欧州中央銀行は四半期ごとに欧州の経済見通しを発表しているが、9月8日に発表した最新の予想では、11年のユーロ圏17ヵ国の実質経済成長率は1.6%と、6月予想の1.9%から0.3ポイントの下方修正となった。同時に12年の予想も1.7%から1.3%に0.3ポイント引き下げられた。
ギリシャ問題に端を発した財政危機問題を背景に、欧州経済の世界金融危機からの回復の足取りは先進国で最も鈍く、ユーロ圏17ヵ国で10年も1.8%の成長にとどまったが、11年、12年はさらに成長が鈍化する見通しになった。しかも、さらに下振れするリスクを否定できないとユーロ圏金融関係者は先行き不安を隠さない。
現実に成長の足取りは急速に鈍っている。ユーロ圏の今年1〜3月期の成長率は前期比年率で3.1%と、金融危機以降最大の伸びをみせたが、4〜6月期は一転して0.6%に急減速して...
欧州景気の雲行きが怪しい。欧州中央銀行は四半期ごとに欧州の経済見通しを発表しているが、9月8日に発表した最新の予想では、11年のユーロ圏17ヵ国の実質経済成長率は1.6%と、6月予想の1.9%から0.3ポイントの下方修正となった。同時に12年の予想も1.7%から1.3%に0.3ポイント引き下げられた。
ギリシャ問題に端を発した財政危機問題を背景に、欧州経済の世界金融危機からの回復の足取りは先進国で最も鈍く、ユーロ圏17ヵ国で10年も1.8%の成長にとどまったが、11年、12年はさらに成長が鈍化する見通しになった。しかも、さらに下振れするリスクを否定できないとユーロ圏金融関係者は先行き不安を隠さない。
現実に成長の足取りは急速に鈍っている。ユーロ圏の今年1〜3月期の成長率は前期比年率で3.1%と、金融危機以降最大の伸びをみせたが、4〜6月期は一転して0.6%に急減速してし
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