話題の焦点
「被災者に心配な廃用症候群」
2011年9月15日号
東日本大震災被災者は、窮屈な生活空間を強いられている人が多い。当然運動不足による「エコノミー症候群(急性肺動脈血栓塞栓症)」の発症リスクがつきまとう。 先の新潟県中越地震では4人がこの症候群で亡くなっている。 災害前、活発に動くことで健康維持されていた人が、親切な支援を受け、あるいはあまりにも強烈過ぎるダメージにショックを受け、元の生活リズムを取り戻し難くなっている。 運動の機会が少なくなり、足腰が弱まると「生活不活発病」あるいは「廃用症候群」に陥る危険がある。 活動の低下により生ずる身体や機能の劣えを“廃用”(全身に及べば廃用症候群)というが、1日ボケッと横たわっているだけで筋力は2%低下し、1ヵ月で半減してしまう。 周囲からサポートしてもらうのは当然だが、それを自らの健康にとって逆効果にさせず、何が何でも自立する努力は積み重ねなくてはい...
東日本大震災被災者は、窮屈な生活空間を強いられている人が多い。当然運動不足による「エコノミー症候群(急性肺動脈血栓塞栓症)」の発症リスクがつきまとう。 先の新潟県中越地震では4人がこの症候群で亡くなっている。 災害前、活発に動くことで健康維持されていた人が、親切な支援を受け、あるいはあまりにも強烈過ぎるダメージにショックを受け、元の生活リズムを取り戻し難くなっている。 運動の機会が少なくなり、足腰が弱まると「生活不活発病」あるいは「廃用症候群」に陥る危険がある。 活動の低下により生ずる身体や機能の劣えを“廃用”(全身に及べば廃用症候群)というが、1日ボケッと横たわっているだけで筋力は2%低下し、1ヵ月で半減してしまう。 周囲からサポートしてもらうのは当然だが、それを自らの健康にとって逆効果にさせず、何が何でも自立する努力は積み重ねなくてはいけな
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