医薬経済オンライン

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先行き不安な塩野義の中国社買収

避けられない政府による抗生物質使用規制

2011年9月1日号

 中国で抗生物質の消費量は1人当たり138グラムと、米国(13グラム)より10倍以上も多い。しかし、本当に抗生物質が必要となる患者は2割に満たないという。こうした状況について最近、専門家たちからは、「わが国は抗生物質を乱用する世界最悪の国だ」との声があがっており、政府に対して使用制限のための立法措置を求めている。そこで中国政府はこのほど、「抗菌薬物臨床使用管理法」のパブリックコメントを公募。国民の声を汲み取ってから新たな規制法を制定することにした。 パブコメによると、病院の抗生物質の仕入れについて、3級病院(高機能病院)が50成分、2級病院(総合医療施設)が35成分を超えてはならないと定めているほか、同じ一般名の場合は経口剤と注射剤はそれぞれ2成分を超えてはならないとしている。さらに、そのなかで、第3・第4世代セフェム系抗生物質は、経口剤が3品目、注射剤...  中国で抗生物質の消費量は1人当たり138グラムと、米国(13グラム)より10倍以上も多い。しかし、本当に抗生物質が必要となる患者は2割に満たないという。こうした状況について最近、専門家たちからは、「わが国は抗生物質を乱用する世界最悪の国だ」との声があがっており、政府に対して使用制限のための立法措置を求めている。そこで中国政府はこのほど、「抗菌薬物臨床使用管理法」のパブリックコメントを公募。国民の声を汲み取ってから新たな規制法を制定することにした。 パブコメによると、病院の抗生物質の仕入れについて、3級病院(高機能病院)が50成分、2級病院(総合医療施設)が35成分を超えてはならないと定めているほか、同じ一般名の場合は経口剤と注射剤はそれぞれ2成分を超えてはならないとしている。さらに、そのなかで、第3・第4世代セフェム系抗生物質は、経口剤が3品目、注射剤が8

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